アベンジャーズ同士のぶつかり合いが熱い!! - シビルウォー / キャプテンアメリカを見てきました
4月29日公開のマーベル映画、シビルウォーを見てきました。吹き替え版です。
現在テレビのCMでもバンバン宣伝しているので、知っている方も多いと思いますが、アベンジャーズで活躍してきたメンバーに加えて、スパイダーマンやアントマンといったスペシャルゲストが登場するめちゃくちゃ豪華な作品です。
ポロッとネタバレする可能性があるので、ネタバレNGな方はこのあたりで読むのをやめておきましょう(笑)。あと、キャラ愛が変な方に向かってる所も多いので、気持ち悪く感じるかもしれません。
といっても、ストーリーにはあまり触れず、個人的に好きなシーンと人物についてをメインに書いているつもりです。
やっぱりアベンジャーズ同士のぶつかり合いが熱い!
CMでもプッシュされまくってる例の場面です。熱いし、面白いしで期待を裏切らないと思います。
仲間同士の戦いなのに、シリアスになりすぎないでコメディチックな要素も入っている。もともとアベンジャーズはピンチなときでも言い回しが良くて笑ってしまうようなことを言ってますが、今回もしっかりやってくれました。
しかも、今回はスパイダーマンもアントマンもいる!スパイダーマンの方は見たことがないのですが、アントマンは見ました。こっちも言い回しに惚れますね。
こちらの両名が加わって、仲間同士の戦いが面白いシーンになったと思います。スパイダーマンの空気読めなさ好きですよ。スパイダーマンシリーズも見たくなりました。
飛んでるやつもいれば、殴りかかってくるやつもいれば、何か飛ばしてくる奴もいれば、特殊スキル発動しちゃうやつもいれば〜、と目が離せません。私は途中で「は〜〜〜みんな尊い〜〜〜」と両手を合わせてました。完全に危ない人ですね。
特徴の殴り合いしてるようなメンバーなのに、それぞれ見せ場があって、見ていて忙しいです。
戦闘スタイルの相性がモロに影響!
シビルウォーでは、メンバー間の戦闘スタイルによる相性の良い悪いが見れるんですよ…。
たとえば、AOUでかなり圧倒的な戦闘力を見せていたヴィジョンはやっぱり強い。レーザー的な攻撃とかえげつない破壊力ですし、瞬間的に透き通ったりして物理攻撃無効化みたいなチート披露するんですよ。おかげでバートンは弓矢は効かないし、肉弾戦もダメだしで歯がたたない。
それに対してワンダは超能力でヴィジョンの攻撃を防いでむしろやり返す。ワンダはヴィジョンに対して強いんですね。「えっ、じゃあワンダ最強じゃん」と思うじゃないですか、私は思いました。
けど、ワンダは生身の人間であることには間違いないので、超音波?をロディに浴びせられて超能力がキャンセルされる。
たとえば、アイアンマンスーツ着用のスターク社長。あの人もズルいくらい強いじゃないですか。スーツ自体固くて生半可な力ではロクにダメージが入らない。
アベンジャーズのみんなはパワー系なんで、ダメージなら入れれるとは思うんですが、それでも社長からのカウンターがありますよね。
しかし、そこでアントマンですよ。あのサイズだからこそ、アイアンマンの僅かな隙間からスーツの中へ侵入。内部からシステムを落としていきます。ずるい。
こんな感じで、絶対的に強いっていうのはない、っていうのを見せられたように感じました。みんな違ってみんな良い、じゃないですけど、みんなの強みが生かされてる。
ちなみに、アントマンに関しては多分ほとんどの人が驚くと思います。「は!?」ってなります。
ナターシャ相変わらずカッコイイ!!
特に理由はないですけど、まずナターシャですね。
序盤からもうカッコ良かったです。ほんとに。
ブーツにトレンチコートがよく似合うオシャレな美人女性かと思ったら、銃を持ったガタイのいい男たちを殴る蹴る吹っ飛ばす!豪快すぎィ!
アベンジャーズAOUも見ていたのですが、「あっ…これですよこれいやもうほんと…超カッコいい……!」と口元がにやけてしまいました。
バイクに乗ってる時も、バイクを乗り捨てる時もひたすらカッコいい。
ナターシャに限らず、全体的にスピード感が好きでした。適度にアクションシーンが入ってくるので飽きずに見ていられる。
強くて(物理)美しい、そして仲間のことを大事に思っている。大事に思っているからこそ、今回の行動だったんでしょうね。一瞬「えっ、ナターシャお前…まじか」って驚いたところがあったのですが、ストーリー的に仕方なかったんだよね、そうだよね。
バートンモテすぎて笑う
別に恋愛感情があるとかそういうことではないです。そもそもバートンには奥さんも子どももいますし。
AOUの時にマキシモフ姉弟を助け(弟には助けられもしたけど)、今回もワンダを導いていく親のような存在となっていました。
また、キャップ陣営と社長陣営の全面対決ではナターシャとぶつかります。
ワンダのために動いているときは親のように頼りになるのに、ナターシャ相手になったら腰が若干低くなっていて、そこのギャップが微笑ましい。
ナターシャと戦うとき、ナターシャには「私達友達よね?」みたいなこと言われて「君が手加減してくれたらね」とか言っちゃうバートンさん、可愛い。手加減してくれたらね、っていやあんた……。と思った矢先に、ワンダの加勢が入って「あなたが本気でやらないから」と怒られるバートンさん、可愛い。
女性陣にいじられる?バートンさん、すごく…いいです……。
さらに人間らしくなったヴィジョン!
スターク社長の相棒としてサポートしてきた人工知能のジャーヴィスが、AOUで実体化?し、ヴィジョンとして活躍しました。
ジャーヴィスの頃から非常に優秀な性格でしたが、今回もいいですね。バナー博士(ハルク)が姿を消した今、彼に代わる頭脳派です。たぶん。戦闘的な意味でもかなり頼りになる。
そんな彼は、今回キャップを助けようとして、うっかりやらかしてしまうワンダを守るために、行動します。スターク社長の命令もあったはずですが、それでもヴィジョンの思いやりが伝わってきました。
人間ではないことからくる不器用さが、逆に魅力的。「あっ…ヴィジョンが…頑張ってる…頑張れ…」と応援したくなっちゃうんですよね。
だって、料理作ってるんですよ。ワンダが元気になるように頑張って作るんです。で、料理はしたことがなくて〜とか言ってる。可愛い。ヴィジョン可愛い。
ヴィジョンの思いやりを感じて、人間ぽくなったなぁ、と思いました。元々機械なのに人間っぽいやつでしたが、人型になって今作から服を着て(そう、服を着ていました!)、いっそう人間らしさを感じましたね。
ただ、この人間らしさがミスに繋がってしまうのでした。人間らしさを持つと弱くなるとか、色んな作品で扱われるテーマだと思うんですけど、ヴィジョンも当てはまってしまったようです。
それでも、ヴィジョンさん多分アベンジャーズの中で一番かナターシャの次くらいに精神的に大人だと思う。
どうでもいいけど、ヴィジョン→ワンダ→バートンっていう一方通行めな気持ちの動きを察知しました。完全に個人的な見解ですけど。みんな可愛い。
虫組スパイダーマン&アントマンがいい味出してる!
繰り返しになりますが、私はスパイダーマンシリーズを1つも見たことがありません。そのため、今回スパイダーマンがまともに動いて喋ってるのを初めて見たんですね。
作中でのスパイダーマン登場時は、何だこの少年は、って感じでしたが、「えっ、スパイダーマンさん、あんたそんなに若いってか幼いの!?」と驚きました。
戦ってる時も知的好奇心の塊らしくよく喋るし、イメージ180°変わりましたね。絶対寡黙だと思ってたもん。なんなのあの可愛い子。出てくる度に場が和みました(たぶん)。
あんまりにも魅力的で、スパイダーマンの今後にも期待がかかりました。やっぱりスパイダーマンシリーズも見よう。
アントマンも、映画アントマンの時と同様に若干間抜けなところがあるというかアホというか、可愛げがありました。スパイダーマンと同じく、アベンジャーズのみんなのガチバトルの中で適度に癒やしをもたらしてくれたと思います。
虫組の活躍、ほんとにいい味出していたと思います。チームの存続でアベンジャーズみんなピリピリしてるのに、こいつらが部外者で精神的なストレスが軽かったからなのかな。
スターク社長の闇の抱え方つらい
スターク社長、アイアンマンでもアベンジャーズでもかなり葛藤を抱えている描写が多かったわけですが、今回も葛藤からの闇が深いです。AOUと同じく今回の件も社長の苦悩が関わってるし、なんなら今作自体キャプテンアメリカとか言ってるけどアイアンマン4なところあります。
社長、今回も自分の力で関係ない人・守るべき人を傷つけてしまったことに関して、他のメンバー以上に気にしている。人を守りたいけど、このままだと守ることが難しい。そして、傷つけてしまった時の辛さをアベンジャーズの他のメンバーに感じてほしくない。今作の発端となった事件をきっかけに、どうしたら人を傷つけることなくメンバーも守るか、っていうところで悩んでいたと思います。その結論がキャップとはズレてしまった。
そして、後半には両親の事故死の真相ですよ。こっちに関してはキャップの葛藤があったわけですが……。
見終わった時には「いやどう考えても社長可哀想すぎでしょ」という感想が第一に来ました。それくらい社長のストーリーも濃く出てます。これは私のマーベル映画デビューがアイアンマンだったことが影響大きいかもしれません。
社長、いつも通り相手を煽るような皮肉とか、愉快な言い回ししてくれるんですけど、若干少なかったのは悩みの重さなのか、キャプテンアメリカシリーズだからなのか……。どちらにせよ、社長の発言がもっと聞きたいところでした。
っていうかね、社長はもっとキャップと話せばよかったんだよ…。コミュニケーションの破綻が起きちゃってるよ…。AOUの時も、同じ頭脳チームであるバナー博士にはいろいろ話して巻き込んでたのにキャップとかには黙ってて大変なことになったわけだし、もうちょっと信頼していこうよ…。
キャップはキャップで、社長の葛藤についてもうちょっと考えてよ…。バッキー大好きなのは知ってるけど、それでももうちょっとこうさぁ……。
おわりに
キャプテンアメリカなのにキャップについて触れてませんが、特に理由はないです。
キャップが嫌いとかそんなことは全く無いです。確かに社長大好きだけどキャップも好きだよ。でもやっぱり社長に肩入れしてしまうんだ…。
アベンジャーズメンバーのひとりひとりがどうするべきか考えた結果のぶつかりあい。
みんな自分だけじゃなくて他のメンバーのことを考えてる。そのはずなのにメンバー同士の戦いになってしまった。
ともかく、ここまでおよそ4000文字以上書いてきた今回の記事ですが、私の感想をまとめると
「単純にアベンジャーズ同士の戦いがやりたかったんでしょ?最高でした!!(ちょろい)」
です。
あ、あとバッキーが実はおちゃめキャラで笑いました。
Twitterでの感想をまとめている方がいらっしゃったので…。すごく分かる……。
どうでもいいですけど、シビルウォーの正式名称ってなんなんですか。一応キャプテンアメリカがつくのは分かっているのですが、キャプテンアメリカは後で良いんですか?アベンジャーズは「アベンジャーズ エイジオブウルトロン」だったのに、シビルウォーは「シビルウォー キャプテンアメリカ」で良いんですか?ウィンター・ソルジャーのときもキャプテンアメリカが先だった気がするんですが、シビルウォーはシビルウォーが先なんですかね……。
マーベル映画といえば6月のデッドプールが楽しみです。頭悪そうで期待してる。